お店を開店すると、売上として「入ってくるお金」に対して、「出ていくお金」がいわゆる「経費」です。
では、その経費にはどのようなものがあるか、いくつか代表的な経費について触れてみます。
飲食店のオーナーが毎月の経営成績を見るときに目を光らせるのが、以下の3大経費です。
お客様に美味しい料理を食べて頂いたり、飲んで頂くための材料や飲み物を仕入れる費用。
お客様に対してより良い接客・サービスを行うために、社員やアルバイトを雇う事で発生する給与。
お客様に来店して頂き、サービスを提供するための場所代。
特に1の材料費と、2の人件費は、オーナーの手腕によってコントロールできる経費と言えます。
この係数管理がしっかり出来ているお店と、出来ていないお店とでは、利益に大きな差が生じます。
また、出来ていないお店に関しては、早期に改善する必要があります。
もっと言うと、材料費や人件費をオーナーの感覚的な「どんぶり勘定」によって経営しているお店は、
かなり危険な状態であると言えます。
では、コントロールするための目安はどのくらいか?と、いうと、次の通りです。
材料費と人件費は売上に対して3割(合計して6割)、
地代家賃に関しては1割(売上の3日分が適正)が繁盛店の目安になります。
特に、材料費と人件費は、高すぎても低すぎてもいけません。
高すぎれば、利益を生み出すことができず、低すぎれば、価格に対して品質やサービスが低すぎる可能性があります。
経営には、バランス感覚が非常に重要となります。
このバランス感覚が、お店の異常を察知し、危機を未然に防ぐ、
または、チャンスをモノにする強いノウハウとなっていくのです。
是非、このバランス感覚を身に付けて、繁盛店になって頂ければ幸いです。
飲食業支援プロジェクトリーダー
明るく・元気に・前向きコンサルタント
TOMAコンサルタンツ/藤間公認会計士税理士事務所
(株)船井財産コンサルタンツ東京銀座 (株)日本相続コンサルタンツ
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